一般社団法人moova

一般社団法人moova

日本国内や世界各地でも問題になっている、海藻が減少する「海の砂漠化」現象。水産業が主産業である地域を拠点にする私たちは、この状況に危機感を募らせ、限りある海の資源を守り、未来に繋げるための行動を興そうと2022年12月に一般社団法人moova設立いたしました。現在は海中の藻場再生活動に注力していますが、今後は海洋教育、農山漁村の地域振興など、幅広く水産業を維持・発展させるための活動に邁進してまいります。

団体名:一般社団法人moova(モーバ)
所在地:岩手県九戸郡洋野町1-15-29
設 立:2022年12月28日
代表者:代表理事:眞下美紀子
事業内容: 海洋環境保全事業(藻場の再生活動)、海洋教育/産業教育、キャリア教育支援事業、農山漁村地域振興事業

サスティナブルな養殖技術で地域の産業を創る「はぐくむうに」と「平家キャビア」の限定セット販売を開始

株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 北三陸ファクトリー)と株式会社キャビア王国(代表取締役:鈴木 宏明/本社:宮崎県児湯郡都農町/以下 キャビア王国)の養殖で出来たフレッシュなキタムラサキうにとキャビアのセット販売を12月1日より北三陸ファクトリーオンラインECサイトにて販売を開始致します。

  • はぐくむうに×平家キャビアのセット商品について

セット商品セット商品

餌の開発を重ね、天然に限りなく近い美味しさを実現することが出来た『はぐくむうに』と、日本三大秘境・椎葉村の豊かな清流で育ったフレッシュキャビアをお楽しみ頂ける贅沢なセットです。
~はぐくむうにとは~
春から夏にかけての旬の時期にしか食べられない生うにを、冬の時期にもお召し上がり頂けます。
北三陸ファクトリーは「地域と水産業の未来を創る」というビジョンを掲げ、海の砂漠化とも⾔われる「磯焼け」問題を解決すべく、磯焼け海域に⽣息するうにを海から回収しカゴに⼊れ、研究を重ねて開発した飼料を与え、天然の生うにと比べても遜色のない実⼊りの良いうにを⽣産する仕組みを開発しました。

~平家キャビアとは~
日本三大秘境と言われる椎葉村。
平家キャビアは、約8年の歳月をかけ椎葉の清流で育てられたシベリアチョウザメから採卵されます。
厳選されて採卵されたキャビアは、特別にブレンドされた塩に低濃度で漬けられます。
低温殺菌を行っていないフレッシュキャビアなので、素材本来の味をお楽しみいただくことができます。

【はぐくむうに×平家キャビアのセット】
商品価格  :30,000円(税込)
商品内容  :キタムラサキウニ100g塩水パック/キャビア20g
商品予約期間:2022年12月15日~
商品発送期間:2022年12月末から順次発送
ご注文方法:WEBにてご予約を承ります。
WEB予約URL:北三陸ファクトリーECサイトにて12月15日予約ページ公開予定
https://kitasanrikufactory-store.com/

  • 地域の未来を創る二社のサスティナブルな養殖技術とは

<北三陸ファクトリーのうに再生養殖について>
・背景と課題

農林水産省統計「うにの漁獲量推移」農林水産省統計「うにの漁獲量推移」
​国内産のうに生産量は、ここ数年大幅に減少しており、全国的な「磯焼け」によって実入りが悪化しています。「磯焼け」は海の砂漠化とも呼ばれ、海藻が消失する現象ですが、温暖化による海水温の上昇で、うにの活動が活発化し、餌である海藻を芽から食べ尽くしてしまう食害が原因の1つと考えられています。

この礒焼けの問題は海の環境悪化を助長するだけではなく、水産業自体を脅かす深刻な世界的問題になっています。

・北三陸ファクトリーの取り組み
北三陸ファクトリーは、磯焼けによる餌不足で実⼊りが悪くなった痩せウニを廃棄するのではなく、美味しいウニとして商品に変える取り組みを始めました。
駆除・廃棄されていた身入りの悪いうにを採捕し、うに用生簀に収容、2カ月から10週間の給餌により、身入り、色、品質を大幅に改善し、天然と遜色のない美味しさを実現することに成功しました。
うに再生養殖の仕組みは、北海道大学らと6年以上の月日をかけて開発したものです。これにより、本来うにが流通しない秋冬にも出荷が可能になり、海の環境を守るだけではなく地域の産業の新たな基盤にもなり得ます。

北三陸ファクトリーでは、うに再生養殖を通じて⽔産の未来を創るこのうにを、“豊かな⾃然と地域を様々な⼈と⼀緒に育む”という願いを込めて「はぐくむうに」と名付けました。
複数のうに再生養殖に取り組む地域と共に、「はぐくむうに」として共通のブランドで販売を行っています。

<キャビア王国のチョウザメの養殖とキャビアの製造について>

・背景と課題
キャビアの親は「チョウザメ」という魚ですが、実は、29種中21種がすでに絶滅している魚です。
現在、世界のキャビア市場は、200億〜500億円程度しかないと言われております。
この市場の拡大速度は、養殖コストが高止まりし、乱獲や密漁は止められないとも言われている状況です。

・キャビア王国の取り組み
キャビア王国では、日本人にとってなじみの薄いキャビアはブルーオーシャンだと考え、日本人の舌に合うキャビア作りに挑戦しました。
既存の市場で勝負するのではなく、新しい市場を開拓し、需要量の増加を目指すことで生産量を増やすことでコストを削減を実現し、販売価格を下げるというサイクルを実現しています。

更には、8年という長い養殖期間を、稚魚養殖の3年と成魚養殖の5年に分けることにより、リレー形式の駅伝なら完走できるとして育成時の事業者負担を軽減させる「チョウザメ駅伝養殖システム」を開発し、地域の廃校プールを活用するなどの地域事業者としての仕組み作りを確立させました。

キャビア王国では、絶滅危惧のチョウザメを守りながら、密漁や乱獲のないキャビア市場を目指し販売を行っています。

  • 北三陸ファクトリーについて

北三陸ファクトリーは、岩手県の沿岸最北端、北三陸・洋野町を拠点とする⽔産会社です。
洋野町では今から約55年前、遠浅の岩盤地帯約18kmに渡り溝を掘り、溝の中に天然の昆布やわかめがたまる仕組みを造りました。
海藻をたっぷり食べ、高品質な天然うにの持続的⽣産を可能とする、世界でただ一つの「うに牧場®」の仕組みにより、本州水揚げNo.1のうにの漁獲量を誇ってきました。私たちは、先人が作り上げた「うに牧場®」の哲学である「持続可能な水産業」を現代版にアップデートし、うに養殖事業や藻場再生事業をはじめとする、消費するだけではない社会や地球に還元する「再生型水産業」を全国に広めています。

株式会社北三陸ファクトリー (KITA-SANRIKU FACTORY INC.)
(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/

  • 株式会社キャビア王国について

日本三大秘境の宮崎県椎葉村で、キャビアを作っている会社です。
株式会社キャビア王国は、日本三大秘境のひとつ・宮崎県椎葉村にある、チョウザメの養殖・加工・販売を手掛けている会社です。
臭みのないキャビアの製造に成功し、一流シェフをはじめ、多数の方々から評価をいただいております。よかったら「平家キャビア」で検索してください。
実家の事業を継いだ社長は、社会課題に挑みながら事業を成長させるチャレンジが評価され、経済産業省主催の「アトツギ甲子園」で最優秀賞を受賞しました。

株式会社キャビア王国
本社所在地:宮崎県児湯郡都農町大字川北3626番地6
設立:2021年07月15日
代表者:鈴木 宏明
事業内容:キャビアの養殖・加工・販売
URL:https://caviaroukoku.official.ec/