オイシックス・ラ・大地 ウニの再生養殖で水産資源の未来を創り『北三陸から、世界の海を豊かにする』をミッションに掲げる北三陸ファクトリーへ出資

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オイシックス・ラ・大地 ウニの再生養殖で水産資源の未来を創り『北三陸から、世界の海を豊かにする』をミッションに掲げる北三陸ファクトリーへ出資

~海の環境課題への関心の高まりと水産品のサステナブルプロダクト領域において、シナジーを創出~

 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下当社)は、株式会社北三陸ファクトリー(本社:岩手県九戸郡洋野町、代表取締役:下苧坪之典、以下 北三陸ファクトリー)と第三者割当増資の引き受けにより2023年12月25日(月)に出資したことを発表いたします。
 このことにより、当社が推進しているサステナブルリテール戦略の商品開発における領域で、北三陸ファクトリーのウニ再生養殖事業など、生産・販売の強化や連携が可能となり、昨今注目の高まる海の環境問題に対して解決スピードをあげること、水産品の領域においてもフードテックカンパニーとしての価値を確立することを狙いとしています。

◾️出資の背景…サステナブル水産品において商品開発力や販路連携を中心としたシナジー効果を狙う

 北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」のある岩手県洋野町で、高品質なウニのブランドを展開している会社です。「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに、高品質なウニを育てるノウハウを活かし、新たな「ウニ再生養殖システム」の技術で世界と繋がり、持続可能な水産業の未来をつくるための取り組みを推進しています。ウニ再生養殖事業は、磯焼け(大型の海藻の大部分が沿岸の一部で枯れてしまう現象)による餌不足で実⼊りが悪くなった痩せウニを廃棄するのではなく、美味しいウニとして商品に変える取り組みです。日本のみならず海外での生産や販売にも注力しており、アジア、北米、中東マーケットでの販路拡大の他、本年からオーストラリアでも事業を展開しています。

 当社が資本参加することで、ウニ再生養殖事業を中心としたサステナブルプロダクト領域での連携や、北三陸ファクトリーの技術と当社の商品開発・マーケティングとの協業、ASCやMSC等の認証を取得したサステナブルシーフードを活用した商品開発により両社にとってそれぞれの事業成長を見越した相乗効果が期待できます。

◾️出資によるシナジー

◾️北三陸ファクトリーと当社とのこれまでの関係について

 北三陸ファクトリーと当社は、当社の代表取締役社長である高島が代表理事を務め、東日本大震災で被災した生産者の復興を支援する団体として設立した「東の食の会」の活動に、北三陸ファクトリー代表の下苧坪氏が2012年から参加したことから繋がりがスタートしました。高島や東の食の会との活動を通じて、北三陸ファクトリーの創業時のビジョンや、現在の「北三陸から、世界の海を豊かにする」というローカルからグローバルへのビジョンが醸成されるなど、北三陸ファクトリーの創成期から繋がりがあります。当社の「食の課題をビジネスの手法で解決する」という理念や、持続可能を目指す取り組みは、北三陸ファクトリーのビジネスの在り方にも大きく影響しており、今後は連携をより強固なものとし、ともに水産業の未来、ビジョンを作って参ります。

 これまでは、北三陸ファクトリー商品をOisixのECサイトで販売や、CVCであるFuture Food Fundとの合同のメディア向けの発表会などにも登壇いただき、サステナブル・シーフードという領域での社会課題の解決に向けた取り組みを発表するなどの連携を進めてまいりましたが、今後はさらに、地域の水産課題の解決や持続可能なものに変化させていくことと、グローバルにサステナブルシーフードを展開していきたいと考えています。

▲当社社長と役員や下苧坪氏が参加する東北リーダーズ・カンファレンスでの様子▲当社社長と役員や下苧坪氏が参加する東北リーダーズ・カンファレンスでの様子

◾️北三陸ファクトリー社について

 北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」のある岩手県洋野町で、高品質なウニのブランドを展開するリーディングカンパニーです。「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに、高品質なウニを育てるノウハウを活かし、新たな「ウニ再生養殖システム」の技術で世界と繋がり、持続可能な水産業の未来をつくるための取り組みを推進。2023年にはオーストラリア法人を設立し、国内外で事業を展開しています。

主なコンテスト受賞一覧(最新順)

・第5回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード「リーダーシップ部門チャンピオン」

・2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS「クリエイティブイノベーションアワード、ACCゴールド」

・ICC FUKUOKA 2023 「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –3位入賞」

・ICC KYOTO 2022「CRAFTED CATAPULT 優勝」


◾️参考)株式会社北三陸ファクトリー 会社概要

会社名 :株式会社北三陸ファクトリー

住所  :岩手県九戸郡洋野町種市第22-133-1

設立年月:2018年10月

代表者 :代表取締役 CEO 下苧坪 之典(したうつぼ・ゆきのり)

資本金 :3億円(資本準備金を含む)

事業内容:・農林水産加工物の製造加工・販売

     ・6次化拠点開発の企画運営

     ・水産業に関する技術開発

URL  :https://kitasanrikufactory.co.jp/

オイシックス・ラ・大地株式会社について

 オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。

 当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。

世界の海を豊かにする「うに再生養殖」技術から生まれた『はぐくむうに®』2023年分を販売開始

「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに掲げる北三陸ファクトリーが、再生養殖技術から生まれたうに「はぐくむうに®︎」塩水パック商品の2023年分を販売いたします。

株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 北三陸ファクトリー)は2016年より北海道大学をはじめとする機関と連携し「うにの再生養殖」における技術開発を行っています。2024年度より北海道大学と連携協定を結び、実用化に向けた社会実装試験を推進しています。

  • 再生養殖で生まれた「はぐくむうに」について

※販売期間については水揚げの状況により、前後する可能性がございます。

■商品概要

商品名:はぐくむうに

価 格:3780円(税別)/40g

販売元:株式会社北三陸ファクトリー ECサイトにて予約受付中

12月25日より順次出荷予定

※その他都内一部店舗でも販売中

  • 再生養殖うに事業の展開

2022年12月より発売の「はぐくむうに」は、岩手県洋野町内の漁協および北海道道南地域の漁協、漁師の皆様と連携し生まれた製品です。北三陸ファクトリーでは、北海道大学、研究機関と共に開発した「うに再生養殖」技術の普及、国内外での横展開を目指し取り組んでおります。

国内産のうに生産量は、ここ数年大幅に減少しており、全国的な「磯焼け」によって実入りが悪化しています。「磯焼け」は海の砂漠化とも呼ばれ、海藻が消失する現象ですが、温暖化による海水温の上昇で、うにの活動が活発化し、餌である海藻を芽から食べ尽くしてしまう食害が原因の1つと考えられています。

     

うに再生養殖技術は、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた身入りの悪いうにを採捕し、うに用生簀に収容、2カ月から10週間の給餌により、身入り、色、品質を大幅に改善し、天然と遜色のない美味しさを実現することに成功いたしました。この、うに再生養殖の仕組みは、北海道大学らと6年以上の月日をかけて開発したものです。これにより、本来うにが流通しない秋冬にも出荷が可能になります。うに用飼料「はぐくむたね」および、うに用生簀は、北海道大学らと協働により特許のライセンスを受けております。知的財産権を基に、磯焼けに悩む全国の地域、水産事業者に向け「うに再生養殖」の取り組みをさらに広げて参ります。

  • 北海道大学大学院水産科学研究院との連携協定

​ 北海道大学大学院水産科学研究院(以下、水産科学研究院)と岩手県九戸郡洋野町を拠点とする北三陸ファクトリーは、2023 年 10 月 26 日(木)に連携協定を締結いたしました。

本協定は、日本各地及び世界各地における磯焼け対策としてのウニ養殖並びに藻場再生技術の実用化に向けて、水産科学研究院が学術的知見を、KSF が社会実装試験等の作業を担い、協働して活動を推進することで、磯焼け対策に必要な研究開発及び実用化に向けた社会実装試験を行うことを目的とします。

  • うに再生養殖 問い合わせ窓口

北三陸ファクトリーでは磯焼け問題に悩む、うに再生養殖事業を共に実施頂ける参加希望事業者を随時募集しております。ご興味のある事業者様は以下までお問い合わせください。

株式会社 北三陸ファクトリー

Email:  info@kitasanrikufactory.co.jp

  • 「はぐくむうに」について

養殖を通じて水産業の未来を創る取り組みを〝豊かな⾃然と地域を様々な人と一緒に育む〟という願いを込めて「はぐくむうに」と名づけました。ロゴマークは、中央を「⼈」「海」「うに」また「雲」をイメージし、外側を囲む点を多くの⼈にあらわし、〝「海」という環境の恩恵を守り、⽣きていく〟ことを表現しました。旬を問わず出荷が可能になれば、産地での雇用の通年化が可能になります。また、「うに再生養殖×藻場再生」により世界的な問題となっている磯焼けの解決に繋げていきます。

  • 北三陸ファクトリーについて

北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」のある岩手県洋野町で、高品質なウニのブランドを展開するリーディングカンパニーです。「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに、高品質なウニを育てるノウハウを活かし、新たな「うに再生養殖システム」の技術で世界と繋がり、持続可能な水産業の未来をつくるための取り組みを推進。2023年にはオーストラリア法人を設立し、国内外で事業を展開しています。

主なコンテスト受賞一覧(最新順)

・Makuake Award 2023 「Makuake Of The Year 2023」

・第5回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード「リーダーシップ部門チャンピオン」

・2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS「クリエイティブイノベーションアワード、ACCゴールド」

・ICC FUKUOKA 2023 「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –3位入賞」

・ICC KYOTO 2022「CRAFTED CATAPULT 優勝」

取り組み紹介動画一覧

【優勝プレゼン】洋野町から世界へ!うに再生養殖で地域と水産業の未来を創る「北三陸ファクトリー」(ICC KYOTO 2022)

「北三陸から、世界の海を豊かにする」日英動画

株式会社北三陸ファクトリー (KITA-SANRIKU FACTORY INC.)
(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/