4月26日11時よりMakuakeにてクラウドファンディングをスタートしました。

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4月26日11時よりMakuakeにてクラウドファンディングをスタートしました。

北三陸から、世界の海を豊かにする。海洋環境保全に世界規模で取り組むため、北三陸の事業者が立ち上がる。4月26日(水)11時よりMakuakeにて活動を応援するクラウドファンディングをスタート

北三陸ファクトリーと一般社団法人moovaが海のさまざまな課題解決にむけ、賛同者と協力者を募集

株式会社北三陸ファクトリー

株式会社北三陸ファクトリー(岩手県・代表取締役CEO 下苧坪之典)と一般社団法人moove(モーバ|岩手県・代表理事 眞下美紀子)は、地元・岩手県をはじめ世界中で起きている、ウニによる磯焼け問題を世界の課題として捉え、海の限りある資源を守り、未来に向けて豊かにしていくため、多くの賛同者を募って課題に取り組もうと、この度、Makuakeにてクラウドファンディングを行います。スタートは4月26日(火)11時。尚このクラウドファウンディングにより、1000万円の資金を集めることを目標としています。

海藻が生えない。海の砂漠化が深刻に

近年、漁業者の方々から多く耳にするようになった「海藻が生えない」という言葉。これは「磯焼け」と呼ばれ、海が砂漠化していることを指します。日本国内では30年前と比較し藻場が急激に減少。中でも悪化が加速する地域では80%減。海外においてはオーストラリア・タスマニア島のジャイアントケルプの森を囲う海で95%も減少していると言われています。

世界的に成⻑産業とも言われる水産業ですが、日本では衰退産業と揶揄され、漁村地域はかつてない危機的状況となっています。海藻があってはじめて、それを食べて育つウニやあわびの漁獲量が保たれるため、海藻がなければウニやあわびはしっかり育ちません。また藻場がなくなれば、魚が卵を生んだり稚魚が育ったりする場が失われてしまいます。加えて海藻は海中でCO2を吸収する役目があり、藻場がなくなることは地球にとって、私たちにとって大きな打撃となり得るのです。

このように、今、国内外で起こる磯焼け問題は水産業における目下の課題です。こうした背景を汲んで私たちは、国内でうに再生養殖に取り組んできたことに加え、2023年4月12日、KSF Australia Pty Ltdを設立。これを機に、磯焼け解決の手段の一つとなる、うに再生養殖を日本だけでなくオーストラリアでも展開していきます。

タスマニア大学訪問時の様子タスマニア大学訪問時の様子

かつてから存在する岩手県洋野町の漁場先進モデル

岩手県洋野町では約50年前から持続可能なモデルで漁業を行ってきました。広大な岩盤地帯に溝を堀り、天然の昆布が豊富に存在する漁場をつくり、 その中でウニが豊富に昆布を食べて育つことによって持続的生産を可能としてきました。世界で類を見ない漁場を作り、産業を育んできました。また、当社ではその漁場を「うに牧場®︎」と名づけ地域ブランドとして国内外に発信してきました。もともと洋野町の浜は遠浅で、干潮時には岩盤に張り付いた海藻類たちが干上がってしまうため、高い品質を維持できない問題がありました。漁業にとって不利な環境下を克服しようと、当時の漁業者たちは海藻を守り、自らの生業をつくり出すため溝を掘削。そのおかげで、干潮時に水が引いても溝には海水が残り、うにが安心して暮らせるようになりました。また、満潮時には海水が流れ込み、昆布やわかめの種を溝に残し、豊富な海藻が生える場所となっています。また最近では3106.5tものCO2の認証が認められ(2022年11月)、ブルーカーボン※の町としても国内トップクラスです。

うに牧場🄬の様子うに牧場🄬の様子

※ブルーカーボンとは、海洋生物の作用によって、大気中から海中へ吸収された二酸 化炭素由来の炭素のことです。陸域生物により吸収される二酸化炭素由来の炭素「グリーンカーボン」とならんで、二酸化炭素除去技術としての活用にも期待が高まりつつあります。

私たちだけでは、解決に辿り着けない

具体的には、①海藻減少によって実入りが悪くなったウニの再生、②藻場再生による海中の海藻育成、②価値あるウニを食文化として楽しむ、という3つのアクションが必要で、これらが循環することで再生型水産業が成立します。漁業者、水産関係者、生活者がともに課題解決意識を持って限りある海の資源を守り、豊かにしていく行動を興すことが不可欠です。このような考えから今回、Makuakeにてクラウドファンディングを実施し、問題提起と解決に向けたアクションの明示によって、仲間を集めることに決めました。クラウドファンディングで集めた寄付額は以下の4点に活用させていただきます。

■■ 4月26日(水)11:00スタートMakuake支援ページ■■■
https://www.makuake.com/project/kitasanrikufactory/

こちらのページに私たちの想いや、詳しいリターン内容がございますので、ぜひページに飛んでご覧ください。

どのようなリターンがあるのか

▼私たちと活動を通じて応援するリターン      ▼私たちの商品を食べて応援するリターン


【資金の活用先について】

  1. 海の問題を共有しアクションを起こす場、「UNI SUMMIT&UNI Fes2024」の運営資金
  2. 藻場の再生活動
  3. 次世代の海の担い手を創る、海洋教育プログラムの運営
  4. オーストラリアでのうに再生養殖の活動資金

北三陸ファクトリー
岩手県の沿岸最北端、北三陸・洋野町を拠点とする⽔産会社です。洋野町では今から約50年前、遠浅の岩盤地帯約17.5kmに渡り溝を掘り、溝の中に天然の昆布やわかめがたまる仕組みを造成。海藻を十分に食べ、高品質な天然うにの持続的⽣産を可能とする、世界で唯一の「うに牧場®」の仕組みにより、本州水揚げNo.1を誇ってきました。私たちは先人が作り上げた「うに牧場®」の哲学である「持続可能な水産業」を現代版にアップデートし、うに養殖事業や藻場再生事業をはじめとする、消費するだけではない社会や地球に還元する「再生型水産業」を全国に広めています。
社 名:株式会社北三陸ファクトリー(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設 立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
U R L :https://kitasanrikufactory.co.jp/

一般社団法人moova
日本国内や世界各地でも問題になっている、海藻が減少する「海の砂漠化」現象。水産業が主産業である地域を拠点にする私たちは、この状況に危機感を募らせ、限りある海の資源を守り、未来に繋げるための行動を興そうと2022年12月に一般社団法人moova設立いたしました。現在は海中の藻場再生活動に注力していますが、今後は海洋教育、農山漁村の地域振興など、幅広く水産業を維持・発展させるための活動に邁進してまいります。

団体名:一般社団法人moova(モーバ)
所在地:岩手県九戸郡洋野町1-15-29
設 立:2022年12月28日
代表者:代表理事:眞下美紀子
事業内容: 海洋環境保全事業(藻場の再生活動)、海洋教育/産業教育、キャリア教育支援事業、農山漁村地域振興事業
U R L :https://instagram.com/moovajp?igshid=YmMyMTA2M2Y=

豪州現地法人【KSF Australia Pty. Ltd.】を設立。

北三陸から、世界の海を豊かにする!「うに再生養殖技術」を国内外で横展開し、世界の藻場再生に取り組みます。

株式会社北三陸ファクトリー

2023.04.12 16:59

エネルギー・環境広告・宣伝

消費するだけではない、生み出す『再生型水産業』-Regenerative Ocean Farming- を掲げ、海の砂漠化を解決し地域の産業を創り出す「うに再生養殖」に取り組んでいます。

株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 北三陸ファクトリー)および株式会社ひろの屋(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 ひろの屋)は2016年よりうにの再生養殖事業開発をおこなって参りました。7年の年月をかけ養殖技術と飼料の開発を行い、うに再生養殖事業を国内に展開しています。オーストラリア メルボルンにて2023年4月12日に現地法人を設立致しました。

  • うに再生養殖事業の展開

北三陸ファクトリーでは、北海道大学や各研究機関と共に開発した「うに再生養殖」技術の普及、国内外での横展開を目指し取り組んでおります。国内産のうに生産量は、ここ数年大幅に減少しており、全国的な「磯焼け」によって実入りが悪化しています。「磯焼け」は海の砂漠化とも呼ばれ、海藻が消失する現象ですが、温暖化による海水温の上昇で、うにの活動が活発化し、餌である海藻を芽から食べ尽くしてしまう食害が原因の1つと考えられています。

北三陸ファクトリーでは、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた実入りの悪いうにを採捕し、うに用生簀に収容、8週間から10週間の給餌により、実入り、色、品質を大幅に改善し、天然と遜色のない美味しさを実現することに成功いたしました。この、うに再生養殖の仕組みは、北海道大学らと7年以上の月日をかけて開発したものです。これにより、本来うにが流通しない秋冬にも出荷が可能となります。うに用飼料「はぐくむたね®」および、うに用生簀は、北海道大学らと協働により特許のライセンスを受けております。知的財産権を基に、磯焼けに悩む全国の地域、水産事業者に向け「うに再生養殖」の取り組みをさらに広げて参ります。

<特許>

・うに養殖用飼料の組成 ※北海道大学らとの共同出願

・うに用の生簀、うに用の水槽の構造(特許第7082388号、特許第7029133号)

<商標>

・HAGUKUMU-UNI はぐぐむうに(商標登録第6569232号)

・HAGUKUMU-TANE はぐぐむたね(商標登録第6587059号)

  • オーストラリアでの展開

オーストラリアでは、沿岸海域で磯焼け問題が深刻となっており、品質の悪いうにが増え続けているのが現状です。うにによる海藻の食害は、国としても深刻な問題として捉えられており、”National Centrostepha nus Workshop”と称したうにの食害をはじめとする海洋問題に関する世界的会合も開かれています(タスマニア・ローンセンストン)。弊社下苧坪も本会合に出席し、北三陸ファクトリーでのうに再生養殖の取り組みについてご紹介し、藻場再生の必要性を訴えて参りました。

北三陸ファクトリーでは、今後オーストラリア国内の水産ベンチャー企業や大学機関との業務提携により、海藻の搾りかす等の残渣からうに再生養殖の餌を作り、陸上でうに再生養殖を行います。ビクトリア州、タスマニア州、ニューサウスウェールズ州への展開を計画しています。

  • うに再生養殖 問い合わせ窓口

北三陸ファクトリーでは磯焼け問題に悩む、うに再生養殖事業を共に実施頂ける参加希望事業者を随時募集しております。ご興味のある事業者様は以下までお問い合わせください。

株式会社 北三陸ファクトリー

Email:  info@kitasanrikufactory.co.jp 

  • 北三陸ファクトリーについて

北三陸ファクトリーは、岩手県の沿岸最北端、北三陸・洋野町を拠点とする⽔産会社です。洋野町では今から約55年前、遠浅の岩盤地帯約18kmに渡り溝を掘り、溝の中に天然の昆布やわかめがたまる仕組みを造りました。海藻をたっぷり食べ、高品質な天然うにの持続的⽣産を可能とする、世界でただ一つの「うに牧場®」の仕組みにより、本州水揚げNo.1のうにの漁獲量を誇ってきました。私たちは、先人が作り上げた「うに牧場®」の哲学である「持続可能な水産業」を現代版にアップデートし、うに養殖事業や藻場再生事業をはじめとする、消費するだけではない社会や地球に還元する「再生型水産業」を全国に広めています。

株式会社北三陸ファクトリー (KITA-SANRIKU FACTORY INC.)
(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/