世界の海を豊かにする「うに再生養殖」技術から生まれた『はぐくむうに®』2023年分を販売開始

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世界の海を豊かにする「うに再生養殖」技術から生まれた『はぐくむうに®』2023年分を販売開始

「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに掲げる北三陸ファクトリーが、再生養殖技術から生まれたうに「はぐくむうに®︎」塩水パック商品の2023年分を販売いたします。

株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役:下苧坪之典/本社:岩手県九戸郡洋野町/以下 北三陸ファクトリー)は2016年より北海道大学をはじめとする機関と連携し「うにの再生養殖」における技術開発を行っています。2024年度より北海道大学と連携協定を結び、実用化に向けた社会実装試験を推進しています。

  • 再生養殖で生まれた「はぐくむうに」について

※販売期間については水揚げの状況により、前後する可能性がございます。

■商品概要

商品名:はぐくむうに

価 格:3780円(税別)/40g

販売元:株式会社北三陸ファクトリー ECサイトにて予約受付中

12月25日より順次出荷予定

※その他都内一部店舗でも販売中

  • 再生養殖うに事業の展開

2022年12月より発売の「はぐくむうに」は、岩手県洋野町内の漁協および北海道道南地域の漁協、漁師の皆様と連携し生まれた製品です。北三陸ファクトリーでは、北海道大学、研究機関と共に開発した「うに再生養殖」技術の普及、国内外での横展開を目指し取り組んでおります。

国内産のうに生産量は、ここ数年大幅に減少しており、全国的な「磯焼け」によって実入りが悪化しています。「磯焼け」は海の砂漠化とも呼ばれ、海藻が消失する現象ですが、温暖化による海水温の上昇で、うにの活動が活発化し、餌である海藻を芽から食べ尽くしてしまう食害が原因の1つと考えられています。

     

うに再生養殖技術は、磯焼けを防ぐために駆除・廃棄されていた身入りの悪いうにを採捕し、うに用生簀に収容、2カ月から10週間の給餌により、身入り、色、品質を大幅に改善し、天然と遜色のない美味しさを実現することに成功いたしました。この、うに再生養殖の仕組みは、北海道大学らと6年以上の月日をかけて開発したものです。これにより、本来うにが流通しない秋冬にも出荷が可能になります。うに用飼料「はぐくむたね」および、うに用生簀は、北海道大学らと協働により特許のライセンスを受けております。知的財産権を基に、磯焼けに悩む全国の地域、水産事業者に向け「うに再生養殖」の取り組みをさらに広げて参ります。

  • 北海道大学大学院水産科学研究院との連携協定

​ 北海道大学大学院水産科学研究院(以下、水産科学研究院)と岩手県九戸郡洋野町を拠点とする北三陸ファクトリーは、2023 年 10 月 26 日(木)に連携協定を締結いたしました。

本協定は、日本各地及び世界各地における磯焼け対策としてのウニ養殖並びに藻場再生技術の実用化に向けて、水産科学研究院が学術的知見を、KSF が社会実装試験等の作業を担い、協働して活動を推進することで、磯焼け対策に必要な研究開発及び実用化に向けた社会実装試験を行うことを目的とします。

  • うに再生養殖 問い合わせ窓口

北三陸ファクトリーでは磯焼け問題に悩む、うに再生養殖事業を共に実施頂ける参加希望事業者を随時募集しております。ご興味のある事業者様は以下までお問い合わせください。

株式会社 北三陸ファクトリー

Email:  info@kitasanrikufactory.co.jp

  • 「はぐくむうに」について

養殖を通じて水産業の未来を創る取り組みを〝豊かな⾃然と地域を様々な人と一緒に育む〟という願いを込めて「はぐくむうに」と名づけました。ロゴマークは、中央を「⼈」「海」「うに」また「雲」をイメージし、外側を囲む点を多くの⼈にあらわし、〝「海」という環境の恩恵を守り、⽣きていく〟ことを表現しました。旬を問わず出荷が可能になれば、産地での雇用の通年化が可能になります。また、「うに再生養殖×藻場再生」により世界的な問題となっている磯焼けの解決に繋げていきます。

  • 北三陸ファクトリーについて

北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」のある岩手県洋野町で、高品質なウニのブランドを展開するリーディングカンパニーです。「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに、高品質なウニを育てるノウハウを活かし、新たな「うに再生養殖システム」の技術で世界と繋がり、持続可能な水産業の未来をつくるための取り組みを推進。2023年にはオーストラリア法人を設立し、国内外で事業を展開しています。

主なコンテスト受賞一覧(最新順)

・Makuake Award 2023 「Makuake Of The Year 2023」

・第5回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード「リーダーシップ部門チャンピオン」

・2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS「クリエイティブイノベーションアワード、ACCゴールド」

・ICC FUKUOKA 2023 「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –3位入賞」

・ICC KYOTO 2022「CRAFTED CATAPULT 優勝」

取り組み紹介動画一覧

【優勝プレゼン】洋野町から世界へ!うに再生養殖で地域と水産業の未来を創る「北三陸ファクトリー」(ICC KYOTO 2022)

「北三陸から、世界の海を豊かにする」日英動画

株式会社北三陸ファクトリー (KITA-SANRIKU FACTORY INC.)
(株式会社ひろの屋100%出資子会社)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/
 

JAPAN UNI SUMMIT vol.0 | ウニの可能性を広げUNIversal Agendaと向き合う、「北三陸から、世界の海を豊かにする」プラットフォームが発足

”北三陸から、世界の海を豊かにする”をミッションに掲げ、水産物の加工・製造・販売や持続可能な水産業の実現に取り組む株式会社北三陸ファクトリー(本社:岩手県九戸郡洋野町、代表取締役CEO 下苧坪之典)及び、海洋環境の課題解決と水産業の維持発展に取り組む一般社団法人moova(本社:岩手県九戸郡洋野町、代表理事 眞下美紀子)は、2023年7月15日(土)に日本のみならず世界の海の未来を豊かにするプラットフォーム【JAPAN UNI SUMMIT vol.0】を開催いたしました。

【開催概要】 

JAPAN UNI SUMMIT vol.0

会場:洋野町役場、ウニーク(ひろの水産会館)

日程:2023年7月15日(土)

オフィシャルサイト:https://unisummit.jp/

運営元:一般社団法人moova、株式会社北三陸ファクトリー

助成:公益財団法人日本財団

後援:岩手県、オイシックス・ラ・大地株式会社、カフェ・カンパニー株式会社、デーリー東北新聞社、東北リーダーズカンファレンス、洋野町、ロート製薬株式会社

※あいうえお順

■JAPAN UNI SUMMIT(ジャパンウニサミット)とは

近年、「磯焼け」と呼ばれる海の砂漠化が、日本のみならずオーストラリアなど世界中の海で広がっています。これは、地球温暖化による海水温の上昇で、ウニの活動が活発化し、餌である海藻を根こそぎ食べ尽くしてしまう食害が原因の一つとして考えられています。

北三陸ファクトリーでは、磯焼けによる餌不足で実入りが悪くなった痩せウニを廃棄ではなく、美味しいウニに変える「うに再生養殖」、ウニ殻で作られた堆肥ブロックを用いた「藻場再生」の取り組みを行っています。

しかしながら、この世界的な課題に対する認知度は低く、加速度的に深刻化する事態に向き合うためには、より多くの力やアイディアが必要であると考え、水産事業者だけでなく多方面で活躍する人々やコミュニティを繋げ、共にアクションを起こしていくプラットフォームとして、立ち上げました。

また、このvol.0はそれぞれが直面している課題を共有し、アイディアをぶつけ合い、未来に向けた一歩を踏み出す場として設けられました。

■プログラム(敬称略・五十音順)

13:20 挨拶
岡本正善(洋野町長) 

開催地である洋野町を代表して、岡本町長が挨拶と共に、翌日同地で開催されるウニ祭りに代表されるこの地域とウニの関わりについて述べられました。

13:25 開会宣言

下苧坪之典(株式会社北三陸ファクトリー 代表取締役CEO )

眞下美紀子(株式会社北三陸ファクトリー 代表取締役COO/一般社団法人moova代表理事)

立ち上げ人であり、運営元である北三陸ファクトリー、moovaを代表して、下苧坪氏、眞下氏が生まれ故郷である洋野町から世界の海を変えていこうと決断するに至った背景、本SUMMITの開催によって生み出されるであろう、新たな活動への期待を語りました。

13:40 UNIversal Agendaの全体像

浦 和寛(北海道大学 水産科学研究院 准教授)

高橋 大就(一般社団法人東の食の会専務理事/JAPAN UNI SUMMIT実行委員)

辰巳 正幸(Sea Forest /Head of Research and Development)

生江 史伸(レフェルヴェソンス シェフ)

世界的な検討課題であるUNIversal Agendaの全容を参加者と共に把握するため、まずは北三陸ファクトリーと共同研究を行う、北海道大学の浦准教授が磯焼けの原因やメカニズムについて解説しました。

また、この磯焼けという大きな課題は日本のみならず、世界では更に深刻な状態になっていることが、オーストラリアで海洋環境の研究に取り組む辰巳氏によって示されました。

さらに、ミシュラン三ツ星レストランの生江シェフが海と消費者の橋渡し役として、この課題に対する独自のアプローチや視点が紹介されました。

15:00パネルディスカッション~アクションプラン創出

   「日本の水産業を守るために出来ること」

   「世界から見る海の未来」

   「生産地で考える消費地の未来」

   「海に生きる男たちが描く、藻場再生の未来」

漁師、水産事業者、飲食事業者、研究者、ダイバー、海洋環境保護活動家、メディア、政治家などそれぞれの立場からみえる、日本と世界の海の未来について、議論を展開されました。その議論の熱を受けて、参加者ひとりひとりがUNIversal Agendaを自分ごと化し、世界の未来を豊かにするために何ができるのか、何をすべきなのか、具体的なアクションプランを創出しました。

19:00 Table For Sustainability ~北三陸アクアガストロノミー~」

後楽寿司やす秀 夏のスペシャリテ うに牧場の雲丹のリゾット後楽寿司やす秀 夏のスペシャリテ うに牧場の雲丹のリゾット

洋野町独自の仕組み「うに牧場」で育ったウニを中心に、海の未来を変える新たな技術や食材と生産者に寄り添い、そのストーリーを届ける料理人たちによって、守るべき水産資源の魅力が美味しさの体験と共に舌に刻まれました。

また、参加者の熱量が様々な垣根を超えて伝搬し、ここでも議論や構想に広がりが生まれ、UNI SUMMITの存在意義を確かなものにしました。

北三陸ファクトリー

岩手県の沿岸最北端、北三陸・洋野町を拠点とする⽔産会社です。洋野町では今から約50年前、遠浅の岩盤地帯約17.5kmに渡り溝を掘り、溝の中に天然の昆布やわかめがたまる仕組みを造成。海藻を十分に食べ、高品質な天然うにの持続的⽣産を可能とする、世界で唯一の「うに牧場®」の仕組みにより、本州水揚げNo.1を誇ってきました。私たちは先人が作り上げた「うに牧場®」の哲学である「持続可能な水産業」を現代版にアップデートし、うに養殖事業や藻場再生事業をはじめとする、消費するだけではない社会や地球に還元する「再生型水産業」を全国に広めています。
社 名:株式会社北三陸ファクトリー

所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1

設 立:2018年10月1日

代表者:代表取締役 下苧坪之典

事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発

U R L :https://kitasanrikufactory.co.jp/

一般社団法人moova

日本国内や世界各地でも問題になっている、海藻が減少する「海の砂漠化」現象。水産業が主産業である地域を拠点にする私たちは、この状況に危機感を募らせ、限りある海の資源を守り、未来に繋げるための行動を興そうと2022年12月に一般社団法人moova設立いたしました。現在は海中の藻場再生活動に注力していますが、今後は海洋教育、農山漁村の地域振興など、幅広く水産業を維持・発展させるための活動に邁進してまいります。

団体名:一般社団法人moova(モーバ)
所在地:岩手県九戸郡洋野町第1地割15番地29
設 立:2022年12月28日
代表者:代表理事:眞下美紀子
事業内容: 海洋環境保全事業(藻場の再生活動)、海洋教育/産業教育、キャリア教育支援事業、農山漁村地域振興事業
U R L :https://kitasanrikufactory.co.jp/moova

一般社団法人moova

日本国内や世界各地でも問題になっている、海藻が減少する「海の砂漠化」現象。水産業が主産業である地域を拠点にする私たちは、この状況に危機感を募らせ、限りある海の資源を守り、未来に繋げるための行動を興そうと2022年12月に一般社団法人moova設立いたしました。現在は海中の藻場再生活動に注力していますが、今後は海洋教育、農山漁村の地域振興など、幅広く水産業を維持・発展させるための活動に邁進してまいります。

団体名:一般社団法人moova(モーバ)
所在地:岩手県九戸郡洋野町1-15-29
設 立:2022年12月28日
代表者:代表理事:眞下美紀子
事業内容: 海洋環境保全事業(藻場の再生活動)、海洋教育/産業教育、キャリア教育支援事業、農山漁村地域振興事業